- 全く見えないわけではないけれど、視力が弱くて社会生活に不便を感じる人、
…それが弱視者です。
- メガネやコンタクトレンズをしても、健常者のような視力にならない。
…それが弱視者です。
- 視力が弱いだけでなく、視野が極端に狭かったり、明るすぎたり暗すぎるとよけい見えにくくなったり、だんだん視力が低下したり、色がわからなかったり……というふうに、人によって見え方が違う、
…それが弱視者です。
- そして、「見えてはいるけどよく見えない」という障害を、周囲の人に理解してもらうのに苦労している人、
…それが弱視者です。
日本の視覚障害者のうちの実に7割が弱視者ということをご存知ですか?
こんなに大勢の弱視者がいるというのに、弱視者の存在はまだまだ社会では知られていないのが現実です。教科書の字が見づらい、駅の表示が見にくいなどの様々な問題をかかえています。
そんな私たち弱視者にも暮らしやすい社会を実現するために、弱視者自身の手でできることからやってみようという思いで1977年に結成されたのが、弱視者問題研究会(略称 弱問研)です。
- 定例会
- 日々の生活で直面する様々な問題について話し合い、問題解決の糸口を探っていくのが定例会。現在、札幌、仙台、埼玉、東京、千葉、神奈川、静岡、関西、広島、愛媛など、全国各地で開いています。
また、「定例会は遠くてなかなか行けない」という弱視者との出会いを求めて、各地で交流会を開催しています。
- 4つの課題
- 弱視者にも住みよい社会を実現するために、現在4つの課題に取り組んでいます。
- 誰にとっても安心して利用できるように、公共交通機関のバリアフリーについて考えよう。
- 弱視者にとって「見やすい表示」について考えよう。
- 弱視児の学校生活における問題点や進路、教育環境全般について考えよう。
- 厳しい現実に直面する弱視者の就労問題について考えよう。
- 子育て・教育・進路について考える親子会員精度
- 弱問研には弱視児を持つお父さん、お母さんが参加する親子会員という制度があります。年に数回開催する父母懇談会などを通して、親同士の情報交換をはかっています。また、弱視児の学習に不可欠な拡大教科書の問題に取り組んでいます。
- 機関誌「弱問研つうしん」
- 会の活動報告をはじめ、役に立つ特集、弱視者の声、弱視者に関係する新聞記事の紹介などが詰まった弱視者のための情報誌。毎月発行。
もしあなたが弱視者なら、あるいはお子さんが弱視児なら、弱問研の活動に参加しませんか?定例会や交流会 「弱問研つうしん」などを通じて弱視者ネットワークを広げましょう !
私たちといっしょに活動してください(車の運転、ワープロ入力、朗読・校正、 子供会スタッフなど)。
更に詳しくは、弱視者問題研究会のホームページをご覧下さい。