合理化による不便さと人的対応の必要性

 ハイテクの活用や法的な整備が進み、弱視者の鉄道利用環境はハード・ソフト両面で大きな進展がみられる。しかし、これらだけでは補いきれない点も多い。そのことについて述べる。

1.便利になったこと

2.困っていること

これらの声をまとめると、次の2点に集約される。

  1. ハイテクや機械だけでは個々の困った状態に柔軟に対応することには限界がある。かといって、人的対応にたよるだけでは現実的ではない。
  2. 人的対応とハイテクや機械での対応を、利用者の視点で上手に組み合わせることが、本当の意味での合理化ではないだろうか?有人改札や、窓口の利用時間短縮が見直されることを心から期待する。
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