私たち弱視者にとって、天井からの吊り下げ式など、高い位置の表示は見づらい。柱や壁など目の高さにある表示や、床面への矢印などの表示は見やすくて便利である。
表示は、大きな文字、コントラストのはっきりした文字が見やすい。路線のシンボルカラーを地の色に使っているような表示は、淡い色だと非常に見づらい。
外国人には便利な多言語表示は、私たち弱視者には、文字が小さくなってしまって見にくいケースもある。また、切符の絵=券売機・精算機、鍵の絵=コインロッカー、といったアイコンのようなマークでの表示(ピクトグラム)がよく見られるが、マークの判別がしにくいこともあるので、文字も併記してほしい。
同社線の乗換案内表示はわりと充実しているが、他社線への乗換案内表示が分かりにくいことがある。A社の出口からB社の入口までの表示が少なくて戸惑うことがあるので、充実させてほしい。
点字の読める視覚障害者にとって、階段の手すりへの点字案内は大変便利である。
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