車両・車内放送・車内表示
電車内では以下の点に配慮いただけると助かる。
1.照明
- 節電の影響で、以前よりも車内の照明が減らされ、暗く感じるようになった。
- ホームに到着した電車からの乗客の行動が見えにくいため、どのタイミングで乗ったらいいのかが分かりにくい。また、車内で空いている座席も見つけにくいため、節電以前のレベルに戻してほしい。
2.特急などでの座席番号の表示
ホームページなどで座席番号を事前に調べておいて、目的の座席に向かう人もいるが、車内の座席番号を、大き目なコントラストのはっきりした文字にしていただけると探しやすく、かなり助かる。
3.車内放送
その意義は、私たち弱視者にとって極めて大きい。初めて利用する路線などでは、事前に発車案内や到着時刻などをホームページ等で調べる人も増えてきたが、電車内での最も重要な情報源である車内放送は、弱視者にとってもたいへんありがたい。慣れない路線に乗る場合もあるので、朝夕ラッシュ時に一部会社で実施している放送内容の簡略化は避けてほしい。
放送内容については、次のことをお願いしたい。
- 発車時には次の停車駅、扉の開く方向。通過駅がある場合は通過する駅と乗り換え時刻の案内は必ずほしい。
- また、別の路線への乗り換えがある駅では、路線名と同社線なら発車番線と接続列車の時刻も案内してほしい。駅到着時にも駅名と扉の開く方向を放送してほしい。
- また、最近はドア上のディスプレー等に運行障害に関する情報が表示されたりするが、弱視者には読むことが難しいので、同じ内容を放送していただけると助かる。さらに、乗務員や駅員がホームと電車の間が空いている場合や、工事のためにホームが狭くなっているところがあるなどを放送していただけることがあり、とても助かっている。
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